この記事を読むとわかること
- 『エンドフィールド』の設定構造と“沼ポイント”の全体像
- アニメ版『アークナイツ』とのつながりと世界観の断絶
- タロスIIで描かれる新たな人類史とゲーム体験の深み
『アークナイツ』をアニメから追い始めた人ほど、『エンドフィールド』の世界観は「分かるほど気になる」仕掛けが多い作品です。
とくに“設定沼ポイント”は、テラ(本編世界)とのつながりが匂わされる一方で、舞台がタロスIIという別天地に移っている点にあります。
この記事では、ネタバレを避けつつ、アニメ勢でも刺さる『エンドフィールド』の設定沼ポイントを、分かりやすく解説します。
結論:エンドフィールドの“設定沼ポイント”は「テラ→タロスIIの断絶と再接続」
『エンドフィールド』の最大の“設定沼ポイント”は、本編『アークナイツ』の舞台であるテラから、タロスIIへと物語の舞台が移行していることです。
一見、別世界の話のようでありながら、細部にテラ文明の痕跡や関連用語が見え隠れします。
この“断絶と再接続”の構造こそが、アニメから入ったファンを深く引き込む設定の根幹になっているのです。
物語の背景では、かつて人類はテラからタロスIIへと移住し、その過程でÆthergate(星門)と呼ばれる技術を使っていました。
しかしその門は失われ、ふたたびテラへ帰る道も閉ざされています。
この設定は、「過去の栄光を失いながらも新たな地で生きる人々」というモチーフを持ち、視聴者やプレイヤーが感情移入しやすい構図を作り出しています。
そして、タロスIIで登場するテクノロジーや社会構造には、テラ由来のものが残されています。
たとえば、Originium(源石)に関する研究や産業構造は、あきらかにテラ時代の延長線上にあります。
つまり、断絶したはずの世界同士が、「設定という文脈」で再び接続されているのです。
この「知っているけど知らない世界」に足を踏み入れる感覚こそ、アニメファンが最初にハマる“沼”の入口です。
本編を通じて馴染んだ用語や思想が、別の時代・別の星でどう変化しているのか──その差異を考察すること自体が、最大の楽しみになっています。
152年前の開拓とÆthergate(星門)──最初の沼スイッチ
『エンドフィールド』の時間軸では、現在のタロスII文明が始まったのは約152年前の開拓時代とされています。
その際に登場するのが、ファンの間で強烈な印象を残すワード、Æthergate(エーテルゲート/星門)です。
この星門は、テラからタロスIIへと人類を送り出すために使われた次元転移装置であり、世界観を繋ぐ最初の“設定沼スイッチ”と呼べます。
エーテルゲートが閉ざされたことで、タロスIIの人々は母星テラと完全に断絶され、以後は独自の歴史と科学を築くしかなくなったのです。
この“孤立した人類”という設定は、アークナイツ本編で描かれた感染・衰退・技術依存の物語を想起させ、アニメから入った人にとっても「何か繋がっているのでは?」という直感を刺激します。
つまり、過去に存在した技術が封印され、その余韻だけが残っている――この構図が世界観への没入を生むのです。
さらに、152年前という微妙な時差も考察を深めます。
テラとタロスIIの間に時間のズレがあるのか、もしくは並行世界的な設定なのかは明言されていません。
しかし、ログや遺跡、記録に残る言葉の端々が、かつてのテラ文明を示唆するため、ファンが自然と深読みしてしまう“罠”になっています。
そして何より、この星門の存在が「人類はどこから来たのか」「テラは今どうなっているのか」という根源的な謎を提示しています。
アニメから入ったプレイヤーにとって、これが物語世界に没入する“最初の扉”になるのです。
「同じ宇宙・別舞台」だから、考察が止まらない構造になっている
『エンドフィールド』は、公式的にも『アークナイツ』と同一宇宙に属するが、直接の続編ではないとされています。
この「同じ宇宙・別舞台」という構造が、アニメファンや原作ファンを深い考察の世界へと誘う最大の理由です。
なぜなら、すべてが繋がっているようでいて、微妙に異なる――その“ずれ”が物語を豊かにしているからです。
テラの歴史や文化が影のようにタロスIIに投影されており、登場人物の言葉や施設名、技術体系には過去世界の痕跡が点在しています。
たとえば、技術用語やエネルギー源としてのOriginium(源石)が再登場するだけでなく、その扱い方や倫理観までが異なっているのです。
これは、「似ているけれど同じではない」という設定の妙であり、ファンの考察意欲を強烈に刺激します。
また、物語構造そのものが断絶と再構築のメタファーになっているのも魅力です。
テラで失われた文明の理念や価値観が、タロスIIで形を変えて受け継がれている様子は、まるで人類史のリブートを見るかのようです。
それがアニメ派にとっては「知っている世界の“もしも”」として、原作派にとっては「失われた未来の再演」として、それぞれ違った感情を呼び起こします。
さらに、同一宇宙であるがゆえに、どこかでRhodes Island(ロドス)やテラの出来事と交差する可能性も示唆されています。
こうした「繋がりそうで繋がらない距離感」こそが、考察が止まらない構造の正体なのです。
アニメから入った人ほど刺さる:エンドフィールドの“設定沼ポイント”は「知ってる単語の匂わせ」
アニメや原作ゲームを見てきた人にとって、『エンドフィールド』の一番の魅力は「あの単語をどこかで聞いたことがある」という瞬間です。
この“知ってる単語の匂わせ”が、アニメから入ったファンの興味を一気に深掘りさせる仕掛けになっています。
まるで過去の記憶が新しい世界で甦るように、断片的なキーワードがプレイヤーの想像をかき立てます。
たとえば、施設名や企業名にロドス(Rhodes Island)を連想させる表現が登場したり、医療・感染・源石といった要素がさらりと語られるシーンがあります。
これらの要素は直接的な説明がなくても、アニメ視聴者の記憶の中にある“既視感”を呼び覚ますための重要なトリガーです。
つまり、『エンドフィールド』は新しい世界を描きながらも、常に本編への想起を促すよう設計されているのです。
特にアニメ版『アークナイツ』で印象的だったのは、源石技術や感染者の社会的立場でした。
その要素が『エンドフィールド』の中では産業や科学として進化している形で再登場しており、「あの問題はどうなったのか?」というファンの問いに新しい文脈を提示します。
こうした“間接的な継承”が、ファン心理を最も強く刺激するポイントです。
そして、この匂わせはあくまで控えめに配置されており、直接的な続編ではないのに繋がっているように感じる絶妙な距離感を生み出しています。
まさにこの設計こそが、『エンドフィールド』の設定が「沼」と呼ばれる最大の理由と言えるでしょう。
ロドス(Rhodes Island)に触れる記述がある=本編の影がチラつく
『エンドフィールド』の世界観資料や開発者コメントの中には、ロドス(Rhodes Island)を示唆する表現がいくつか登場します。
明確に名前が出るわけではありませんが、医療・技術・感染症研究というキーワードが繰り返される点が非常に象徴的です。
これらの要素は『アークナイツ』本編でロドスが担っていた役割と重なり、プレイヤーに「彼らの思想はこの世界でも生きているのでは?」という想像を抱かせます。
特に興味深いのは、タロスIIにおける研究組織が、感染や鉱物変質に関するプロジェクトを継続している点です。
このテーマの継続性は、単なる偶然ではなく意図的な設計だと考えられています。
開発側は「世界のルーツを共有しながらも異なる道を歩む文明」として両作品を描いており、これがファンにとって最大の“接続の余地”になっているのです。
アニメから入った人にとっても、この構造は非常に魅力的です。
アニメでロドスの理念――“救うこと、そして生き抜くこと”――を見てきた人ほど、タロスIIに漂うその精神の名残に気づきやすいでしょう。
そして、その気づきが「もしかして、ロドスは今でもどこかに存在するのでは?」という考察を呼び起こすのです。
この“影の存在感”こそ、『エンドフィールド』の物語をより深く感じさせる仕掛けです。
本編のキャラクターが登場しなくても、世界そのものが語る記憶によって、ファンの心を確実に掴んでいます。
“治療・技術・時代”の違いが、未来感と謎を同時に増幅させる
『エンドフィールド』のもうひとつの設定沼ポイントは、本編『アークナイツ』とのあいだに見られる治療技術と時代のズレです。
アニメで描かれたテラ世界では、感染症や源石汚染に対して根本的な治療法は存在しませんでした。
しかし、『エンドフィールド』のタロスIIでは、人々が感染を制御しながら産業と科学を発展させているように描かれています。
この「同じ問題を別の方法で乗り越えた世界」という設定が、ファンの想像を刺激します。
つまり、タロスIIの科学はテラの延長線上にあるのか、それとも別の進化を遂げたのか。
その違いが、物語全体に未来感と同時に謎の深さを生み出しているのです。
また、『エンドフィールド』の社会構造を見ると、感染の恐怖よりも開拓・生産・探索といった人類の前進的な営みが中心にあります。
これはテラでの閉鎖的な社会と対照的であり、両作品を並べて見ることで「時代が進んだようにも、別軸に分岐したようにも見える」絶妙な感覚が生まれます。
そのためファンは、時間の流れ・文明の段階・科学の系譜を自分なりに繋げて考察したくなるのです。
アニメから入った人ほど、「あの絶望的な世界の先にこんな進歩があったのか?」と感じるでしょう。
けれど同時に、「ではなぜ再び危険が訪れているのか?」という新たな謎にも直面します。
この二重構造――希望と不安の交錯――こそが、『エンドフィールド』が放つ最大の未来的“設定沼”の魅力です。
エンドフィールドの設定が沼る:タロスII(Talos-II)という「もう1つの人類史」

『エンドフィールド』がファンの間で“設定沼”と呼ばれる最大の理由は、タロスIIという星そのものが「もう1つの人類史」として描かれている点にあります。
テラからの移住者たちは星門の崩壊によって帰還の道を絶たれ、新たな地で文明を再構築することを余儀なくされました。
その結果生まれたタロスIIの歴史は、テラの延長線ではなく、独自の科学・文化・価値観をもつ“分岐した人類史”として進化していったのです。
タロスIIでは環境そのものが過酷で、自然のエネルギーや鉱物が人類の生命活動に大きく関わっています。
この環境要因が、テラでの「感染源」と似て非なる存在を生み出し、人と自然、科学の関係を再定義する舞台を形成しています。
つまり、『エンドフィールド』は単なるスピンオフではなく、“もし人類が別の星で再び文明を築いたら”という哲学的問いを物語化しているのです。
興味深いのは、タロスIIの社会が企業と技術者主導の構造で成り立っていることです。
政治体制や国家という概念よりも、産業と発見が力を持つ世界であり、これは『アークナイツ』本編で描かれた「組織と理念の戦い」と対をなす構図になっています。
アニメから入った人にとっても、この社会の変化と生存戦略の違いは非常に新鮮に映るでしょう。
さらに、“もう1つの人類史”という設定は、作品全体の倫理観やストーリーにも深く影響しています。
かつてのテラ人たちが何を失い、何を継承したのか。
そして、タロスIIの住民がどんな価値を再構築したのか――これらの背景を読み解くほどに、『エンドフィールド』という物語の奥行きが見えてくるのです。
星門が崩壊しても生き延びた──入植者と末裔が築いた文明フロンティア
タロスIIの物語は、星門(Æthergate)が崩壊した後も生き延びた人々の物語として始まります。
テラからの入植計画は成功とは言えず、星門の喪失によって外界との通信も補給も断たれました。
それでも、人類は諦めずにタロスIIの大地で新しい文明の火を灯したのです。
この開拓期の歴史こそが『エンドフィールド』というタイトルの意味を象徴しています。
“Endfield”とは終端(End)と原野(Field)を合わせた言葉で、「人類が立つ最後の前線」を意味します。
つまり、この星での生存そのものが、人間の希望であり挑戦であり、世界観の根幹に据えられているのです。
入植者の末裔たちは、資源不足と環境変異に立ち向かいながら、採掘・発電・医療・AIなど多様な技術を発展させました。
彼らが築いたのは、国家ではなく技術連合都市と呼ばれる形態であり、効率と探求が道徳よりも優先される社会です。
この設定が、『アークナイツ』で見られた「理念と行動の対立」を別の形で継承しています。
星門の崩壊が悲劇ではなく、新たな人類史の出発点になったという展開は、アニメから入ったファンにとっても強く響きます。
絶望の先に再生を描く――その思想は本編とも共鳴し、「なぜ彼らはこの星で生きるのか?」という問いを読者に投げかけるのです。
そしてその答えを探す過程こそが、ファンが沼に沈んでいく理由でもあります。
「住めるのはタロスIIだけ?」──偶然に見えない環境設定が深読みを誘う
『エンドフィールド』の世界では、人類が生存できるのはタロスIIだけとされています。
この設定は一見すると単なる舞台装置のように思えますが、実はファンの間で大きな議論を呼ぶ“深読みポイント”です。
なぜなら、テラからの移住に使われたÆthergate(星門)は失われたにもかかわらず、タロスIIだけが安定した環境を保っているからです。
この「偶然」は、果たして本当に偶然なのでしょうか。
一部のファンの間では、タロスIIが人為的に選ばれた星なのではないかという説もあります。
つまり、星門崩壊以前からこの星には何らかの目的――あるいは監視者――が存在していた可能性が示唆されているのです。
環境設定に注目すると、タロスIIはテラに比べてエネルギー資源が異常に豊富で、源石に似た鉱物が自然に生成されています。
さらに、気候や地殻活動のパターンがテラと酷似しており、「なぜ別の星なのにこれほど似ているのか?」という疑問を抱かせます。
この不自然なほどの類似が、プレイヤーの考察心を刺激し、物語をより深く味わうきっかけになっているのです。
アニメから入った人にとっても、この設定は非常に魅力的です。
なぜなら、“知っているようで知らない場所”という構図が、まるで『アークナイツ』本編の延長線に見えるからです。
こうして、『エンドフィールド』はプレイヤーの記憶と世界観の隙間に物語を生み出す作品として、設定沼の深みを増していくのです。
設定沼ポイントをゲームで体感:エンドフィールドは“拠点運営”が世界観の翻訳装置
『エンドフィールド』のもう一つの魅力は、設定を“読む”だけでなく“遊びながら理解できる”点にあります。
特に特徴的なのが、プレイヤーが管理する拠点運営システムです。
このシステムは、単なるゲーム要素ではなく、世界観そのものを体験的に“翻訳”する装置として機能しています。
拠点運営では、探索や資源採取で得た素材を使い、施設や生産ラインを構築していきます。
このプロセスが、タロスIIの文明がどのように生き延び、どのように発展してきたかを体感的に教えてくれるのです。
つまり、プレイヤー自身がタロスIIの開拓史の一部を再現しているような感覚を得られます。
また、拠点を発展させると、NPCや技術者たちとの会話が増え、彼らの思想や過去が断片的に明かされます。
その中には、テラや星門、そしてかつての人類文明を思わせる伏線も散りばめられています。
これにより、ただのシミュレーションではなく、設定の裏側に潜む“人類の記憶”を掘り起こすような体験が可能になります。
さらに、拠点運営の思想そのものが、タロスII社会の哲学とリンクしています。
「効率」「生存」「再構築」という三つのキーワードが、資源管理からストーリー構成まで一貫して反映されており、プレイヤーが下す選択そのものが世界の形を変えるのです。
アニメから入った人にとっては、映像で見た理念や人間関係が、この“管理と再生”のゲーム体験を通して再び息づく瞬間になるでしょう。
こうして『エンドフィールド』は、設定を“読む物語”から“動かす物語”へと昇華させた、極めて没入度の高い作品となっているのです。
Endfield Industriesという立場が、探索・生産・戦闘の動機になる
『エンドフィールド』の物語でプレイヤーが所属するのは、Endfield Industries(エンドフィールド・インダストリーズ)という企業組織です。
この立場こそが、ゲームにおける探索・生産・戦闘のすべての動機となっています。
単なる主人公集団ではなく、タロスIIの社会構造を支える技術企業というリアルな存在として設定されているのが特徴です。
Endfield Industriesは、荒廃した地域を再開発し、資源や技術を再生産する使命を担っています。
つまり、彼らの行動は生き延びるためだけでなく、世界そのものを再構築する行為なのです。
この「企業が人類の希望を背負う」という構図は、『アークナイツ』本編でロドスが果たした役割と美しく対になっています。
また、探索や開拓を通じて明らかになるのは、タロスIIが単なる未開の地ではないということ。
地表の奥には過去の文明の痕跡や、失われた技術の断片が眠っており、それを発掘・解析する過程が戦闘やクラフトの根拠になっています。
このように、プレイヤーの一つひとつの行動が設定の掘り下げに直結しているため、遊びながら“世界の成り立ち”を理解できるのです。
さらに、企業という視点から見ると、仲間たちの役職や専門分野も物語の深みを生み出します。
技師・医師・分析官といった職種は、単なる職能ではなく、タロスIIにおける人類の生き方そのものを象徴しています。
アニメから入ったファンも、登場人物たちの“職能=信念”という構造を通して、世界観の哲学的側面に気づかされるでしょう。
資源と脅威がセットで襲う世界だから、工業・開拓がストーリーに直結する
『エンドフィールド』の世界では、資源の発見と危険の発生が常に表裏一体となっています。
タロスIIはエネルギー資源に恵まれた星である一方、その豊かさが未知の生態系や災害を呼び込みます。
プレイヤーが新たな鉱床を掘り当てるたびに、周囲の地形が変化したり、強力な敵性存在が出現したりするのです。
この設定は、単なるアクション要素ではなく、“人類の進歩には常に代償が伴う”というテーマの具現化になっています。
工業化・開拓・発展という人間の営みが、同時に世界の危機を引き寄せてしまう――その構造が作品全体の哲学と深く結びついているのです。
つまり、開発は希望であると同時に、破滅の序章でもあるという二面性が描かれています。
特に、拠点開発や資源採掘がストーリー進行に影響する点は、『エンドフィールド』ならではの魅力です。
どの資源を優先的に採取するか、どのエリアを再生するかといった選択が、NPCとの関係や都市の未来を変えていきます。
この“世界を動かす選択の積み重ね”が、まさにプレイヤーの手で物語を紡ぐ実感を生み出すのです。
アニメから入った人にとって、この構造はとても分かりやすい没入ポイントです。
映像で見た戦いや理念が、今度は自分の行動で世界に影響を与えるという形で再現されるからです。
こうして、工業・開拓・戦闘のすべてが物語の歯車として連動し、「設定を遊びで感じる」という、他作品にはない深みを実現しています。
アニメ勢向け:ネタバレなしで楽しむエンドフィールド設定解説のコツ

『アークナイツ』アニメからこの世界に興味を持った人にとって、『エンドフィールド』はまさに“知っているのに知らない世界”です。
設定の奥行きが深く、用語や背景を調べるほどに本編との繋がりが見えてくるため、どうしても“沼”にハマりがちです。
そこで、ここではネタバレなしで楽しむための3つのコツを紹介します。
まず最初に大切なのは、すべてを理解しようとしないことです。
『エンドフィールド』の物語は断片的に世界を描く構成になっており、最初から全貌を掴もうとすると逆に混乱します。
アニメで感じたように、断片の中から“世界の仕組み”を想像する余白を楽しむのが、この作品の醍醐味です。
次に意識しておくべきは、テラとタロスIIを別の時間軸・別の文明圏として捉えること。
似た言葉や技術が登場しても、それは直接的な続編ではなく、同じ宇宙における異なる文明の進化として理解することで、より自然に楽しめます。
この視点を持つだけで、設定の深さや意図された“断絶の美学”がより鮮明に見えてきます。
最後に、アニメ視聴者ならではの強みとして、キャラクターの理念・価値観の共鳴に注目してみてください。
『アークナイツ』で描かれた「希望」「救済」「選択」といったテーマは、『エンドフィールド』のキャラクターたちにも別の形で受け継がれています。
つまり、世界が変わっても人間の本質は同じ――その共通点を探すことこそが、設定を深く味わう最短ルートなのです。
まず押さえる用語だけでOK(テラ/タロスII/Æthergate/Endfield Industries)
『エンドフィールド』の設定を理解するうえで、最初からすべての世界観を把握する必要はありません。
まずは、物語の基礎を成す4つのキーワード──テラ/タロスII/Æthergate/Endfield Industries──を押さえるだけで十分です。
これらを理解することで、作品全体の文脈が自然と見えてきます。
テラ(Terra)は、『アークナイツ』本編の舞台となった惑星で、人類が源石技術と感染症に苦しんでいた世界です。
アニメを観た人なら、感染者問題やロドスの存在などを通して、その閉鎖的な社会構造を覚えているでしょう。
このテラこそが、『エンドフィールド』の出発点なのです。
次に、タロスII(Talos-II)は、テラから人類が移住した新たな惑星。
環境こそ過酷ですが、資源が豊富で、文明再生の可能性を秘めています。
しかし星門崩壊後は孤立し、独自の人類史を歩むことになります。
その移住を可能にした技術が、Æthergate(エーテルゲート/星門)です。
これは次元転移を可能にした装置であり、テラとタロスIIを繋ぐ唯一の道でしたが、現在は失われています。
この喪失が、作品全体の“断絶と再接続”というテーマを象徴しています。
そして最後に、プレイヤーが所属する組織Endfield Industries。
この企業は、タロスIIでの再建・開拓を担う存在であり、プレイヤーの行動そのものが“文明の再構築”を意味します。
この4つの言葉を理解しておくだけで、『エンドフィールド』の物語がどの方向に進もうとしているのかが明確に見えてくるでしょう。
考察が楽しくなる視点は3つ(時間軸・断絶・技術の進歩)
『エンドフィールド』の設定を深く楽しむためには、すべてを暗記する必要はありません。
むしろ、世界をどう“切り取って見るか”が大切です。
とくにアニメから入った人におすすめなのが、時間軸・断絶・技術の進歩という3つの視点です。
まずは時間軸の視点。
テラとタロスIIの関係は、同時代か未来かが明確にされていません。
だからこそ「どちらが先なのか?」「時間が歪んでいるのか?」といった想像が膨らみます。
この曖昧さこそが、考察を深める最大のフックになっているのです。
次に断絶という視点。
星門(Æthergate)の崩壊によりテラとタロスIIは分断されましたが、文化や技術の“名残”は各所に残っています。
似た用語や思想を見つけた時に、「これは偶然ではない」と気づく瞬間が、まさに設定沼の入り口です。
最後は技術の進歩。
タロスIIでは工業・AI・医療・エネルギーが急速に進化しており、テラでの技術停滞とは正反対です。
この差異を追うことで、「もしテラが進化し続けていたら?」という仮説を立てる楽しさが生まれます。
この3つの視点を意識するだけで、プレイヤー自身が“世界の考古学者”のような気分になれます。
アニメの世界で見た人間ドラマを、今度は科学や時間の視点から紐解くことで、物語の奥行きと哲学的深みを同時に味わえるでしょう。
まとめ|アニメから入った人ほど刺さるエンドフィールドの“設定沼ポイント”解説まとめ
『エンドフィールド』は、アニメや原作を知る人ほど楽しめる、世界観考察型RPGといっても過言ではありません。
テラからタロスIIへ――その断絶と再接続を描く設定の奥深さが、アニメ勢にとっても強烈な魅力になっています。
本編を見て「もっとこの世界を知りたい」と感じた人ほど、本作で味わう“設定の広がり”に心を掴まれるはずです。
『エンドフィールド』が持つ“沼”の本質は、世界の繋がりを断ち切ったまま繋げているという絶妙なバランスにあります。
テラ文明の名残を残しつつ、まったく別の時代・別の社会を描くことで、知識と想像の余白が絶妙に交差しているのです。
それはまさに、アニメで見た記憶と、新しい物語を結びつける感覚を体験する瞬間です。
また、タロスIIにおける技術・思想・社会の進化を見ていくと、単なるSF設定を超えた“人類史の再構築”というテーマが浮かび上がります。
プレイヤーはその歴史の一部として、拠点を築き、選択を積み重ねながら、設定そのものをプレイするという没入体験を得るのです。
だからこそ、『エンドフィールド』は設定資料を読むように遊び、遊びながら世界を考察する作品として、多くのファンを惹きつけています。
アニメ派も原作派も、この作品に触れればきっと気づくでしょう。
それは、“知っているようで知らなかったアークナイツの未来”。
そして、テラの終わりが、タロスIIという新たな始まりだったという、壮大な設定のつながりです。
この記事のまとめ
- 『エンドフィールド』は『アークナイツ』と同一宇宙に属する派生作品
- 舞台はテラから断絶した惑星「タロスII」
- 星門(Æthergate)の崩壊が人類史の再出発を生む
- アニメ視聴者ほど“知ってる単語の匂わせ”に反応しやすい
- 拠点運営などのゲーム要素が世界観の翻訳装置として機能
- 企業Endfield Industriesの活動が物語の軸となる
- 資源と脅威が表裏一体の構造で哲学的テーマを展開
- タロスIIは「もう一つの人類史」として描かれる独立世界
- アニメ勢は時間軸・断絶・技術進化の3視点で考察が深まる
- テラの終わりとタロスIIの始まりが“設定沼”の核心



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